富裕層の子供教育はありえない世界!?

富裕層の子供教育はありえない世界!?

国際学校に入ったら人生が苦労するのはなぜ(前編)

インターナショナル・スクール(以下、インター)は芸能人や有名スポーツ選手、富裕層の子達が通っているといったセレブなイメージを持っている人が多い。

そもそもインターとは、所在地における外国人の児童・生徒を対象に、英語で授業する
幼稚園から高校相当までの各教育機関のことで、その前提は変わらないが、スクール
ごとに入学条件や優先順位がある


そして、子供にすべての教育が終わるまでインターに通わせた場合、数千万円の学費
かかる場合もあるので、一般世帯にはありえない存在の学校となっている。

それでは、そこまで高い学費を払ってでも子供をインターへ通わせる大きな理由
何なのか?それは、子供の時から英語力や国際感覚を養うことが挙げられているという。


しかし、現実は本当にそうなのかということで、日本のインターを卒業したAさんに
答えてもらった。


「私は運良く、ある大学のインター出身者対象の募集枠で進学することができましたが、インター卒業で日本の大学受験資格が得られないところが多く、血を吐くつもりで
一生懸命勉強して、かつ超高額な留学費用を払って海外の大学に行くのであれば
莫大な経済力も必要。そこまでの覚悟がない家庭の子供にとっては、インター卒業の
経歴は足かせにしかなりません。」


帰国子女枠」を設けていても、国内にあるインター出身者を対象としない日本の大学は多い。

つまり、日本人がこれらの学校を卒業しても、一般受験で大検を取得して、大学受験に
臨むしか道がないのだ。


また、当然ながら日本の義務教育課程や一般的な学校のそれとはかけ離れているため、
大学受験に臨むことが困難でもある。

さらに日本のインターでは、生徒の半分以上は日本人というケースも少なくないので、
友達との日常会話は日本語、結果として授業の時以外は日本語での会話が常態化して
しまっているのが実情である。


(参考資料:Business Journal YAHOOニュース/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151107-00010000-bjournal-soci)