窃盗集団「ピンクパンダ」の手口を暴露
国際窃盗団「ピンクパンダ」は主に中国人で構成され、日本で暗躍している。
東京都では、今年複数の案件が発生した。
過去、ヨーロッパを拠点にした「ピンクパンサー」などの窃盗集団があったこともあり、警視庁は“新組織”の進出に警戒を強めている。
今年8月の警視庁の発表によると、1月に銀座の貴金属店で2168万円相当のダイヤの
指輪が「ピンクパンダ」のメンバーが盗んだとみられており、逮捕にいたった。
また9月には、宝石展示会で160万円相当のダイヤの指輪を盗もうとしたとして、
窃盗未遂容疑で現行犯逮捕。
中国語で従業員に気をそらし、本物と模造品と取り換える手口が特徴だ。
なお、中国人観光客の「爆買い」する富裕層を装って犯行する集団「ピンクパンダ」
の名称は、仏国家警察が名付けたという。
構成しているのは中国人で、以前から「ピンクパンサー」という窃盗団が暗躍
していたことでこのネーミングがついたらしい。
ピンクパンサーは、平成16年と19年に銀座の宝石店で35億円相当の貴金属、
さらにショーケースから約2億8400万円のダイヤモンドのティアラとネックレスの
セットを奪ったことがある。
こちらのメンバーは総勢数百人とみられ、主にモンテネグロなど旧ユーゴスラビア
出身者で構成される。
5分以内の犯行時間で激しい暴行を加えずに商品を奪う手口で、11年以降の被害額は
世界35カ国で400億円以上という。
警察庁によると、26年の国内の外国人犯罪件数1万5215件のうち窃盗事件が約6700件
と最も多かった。
総数はピークだった17年に比べて3分の1まで減っているが、引き続き高い水準
にある分析し、今後さらに警戒を強めていきたいと宣言した。
(参考資料:産経新聞 YAHOOニュース/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151115-00000002-san-l13)